連載54回目 生きること 愛すること 夢中になること
空に 向かって 羽ばたいて いけたら~
青空に 雲が 浮かんでいて
何か 気持ちいい時間に 遭遇した感じ
両手を 羽に して 地面を 蹴ると
あっと言う間に 街並みの上を
スイスイ 飛んでいた
右へいくのには 右手を 下げる
スピード出すには 強く 羽ばたく
簡単だ それに からだって こんなにも 軽いんだ
夜
一人で
膝 抱えて
つけぱなしのテレビ 眺める
ただ 見てるだけ
つまらないな
今頃 チーちゃん 何 してんのかな
逢って いる時 もう 夢中 時間が 経つのも 気がつかない
24時間 一緒に いたいほど 愛シテル
でも お互いに 仕事 あるし
24時間 くっついてるってのは これ また 暑苦しい
チーちゃんと知り合う前
僕は 毎日 毎日 ああ 「死にたい」って つぶやいていた
夢もなく 希望は 見出すことできず
生きること 意味 理解が不能だった
今 チーちゃんに「夢中」
良かったな 死ななくて
死んでいたら チーちゃんに 逢えなかったよって 言ったら
ケラケラ くち 開けて 涙 こぼして 笑って くれた
両手を 僕に 差し伸べ 僕の顔 包んでくれた
「どう あったかい」って いたずらっぽく 聞いた
「うん」と頷いた
生きてて良かった と思った
いい人に めぐり会えたと思った
夢でも 現実でも 「醒めないで」くれ と心に 手 合わせた。
この写真見て うしろの猫の顔の表情 から 早くしてよ か いいよ ゆっくり食べな か とか いろいろ 考えると 時が 経つのを 忘れるほど の傑作の一枚ですね 作者より