熟年夫婦の在宅介護生活365日「胃ろう・気管切開・嚥下マヒ・糖尿病・認知症・」心臓は生体弁・人工血管・脾臓は摘出・それでも人生は一度限り・100才を目標に生きていきます。

日本百名山を完登したけれど・寝たきり要介護5の妻を介護しながら夫の寺ちゃんが描く、子供時代と青春時代、そして今。

58回目「カミナリ族」って 何? の話を 思い出した。

非行少年時代 エッ!!  怖い~

 青春時代に 気の合った友人たちと 遊びにいく

 それが 親友になり 今でも 続いている

 何でも 話す 何でも やる

 気の休まる仲間たち

 

 バイトして お金 貯めて バイク買う

 相当なエネルギーだ

 仲間が 励ます

 

ホンダのバイク専門店にいく

新車を買う

シェルボタン押す

シュルシュル ゴォー ブルン ブブブ

ご主人を 待っていたように バイクが 吠える

 

日曜日 集団で 江の島へいく

第二京浜国道を 朝 6時 疾走する

5台のバイクが バリバリ 寝ている人 叩き起こす

「起きろ~ 朝だよ~」

暴走はしない

競争はしない

ムチャはしない

ただ やたらと 音が でかい

それが 気持ちいい

 

うしろに 女の子 

みんな しがみついている

笑っている

ジーンズが 格好いい

若いって いいな

 

カミナリ族って 世間は言った

ふ~ん そうか

東京から くる グループは

10台くらい で うるさかった

でも みんな 金持ちの坊ちゃん風で

サングラスも ヘアースタイルも ジーンズも

たばこ も 格好 良かった

乗せてる 女の子も あかぬけていた

 

写真撮影の人たちも いて

何かの雑誌とかに 掲載されるんだろうなと思った

 

僕たちは 横浜グループで 派手だったし

みんなの 憧れだった

新型バイクで女の子乗せて

江の島へ ぶっ飛ばす なんて 羨望のまなざしだった

流行の先端をいっている 生意気な青年だった。

 

あとで知った

あの時の 中に 裕ちゃん(石原裕次郎) が いたらしい

背が でっかくて 体格がよくて

大き目の濃いサングラスしていたのが そうだったらしい

ジーパン上下で きめていた

 

みんな 青春時代の体験は 忘れられないものだ

お金より 大切なもの

「友情」を知り 「親友」が できるのも この頃だ。

今、 お金が あり 何もかもある

お金が あっても 心には 風が 吹く

それを 受け止めてくれるのは

青春時代の体験だと思う

それが あるから 明日も 生きられる。

そうだ 「あいつに電話しよう・・・オイ 元気か~」

お~い 元気か~ 最近 仲間にいれてくれ と言ったら「うん いいよ」って ニャーと鳴いてくれた猫 三毛猫の美人さんに 「青春時代の思い出 あるのか」って 聞いたら「バカ!!  あんたと違って あたし 今 青春真っただ中なのよ」って ニャーと鳴かれた。

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