熟年夫婦の在宅介護生活365日「胃ろう・気管切開・嚥下マヒ・糖尿病・認知症・」心臓は生体弁・人工血管・脾臓は摘出・それでも人生は一度限り・100才を目標に生きていきます。

日本百名山を完登したけれど・寝たきり要介護5の妻を介護しながら夫の寺ちゃんが描く、子供時代と青春時代、そして今。

№28 恋の予感

苗場に スキーに行くから 送ってね

今度の土曜日 スキーに いくと言う

友達と5人で いくと言う

スキーの板を 車で 駅まで 運ぶ

願っても ない おしごとだ

彼女の家 教わり 車で 迎えにいった

住宅地の敷地100坪の 二階建てのガレージ付き

 

駅までの30分 おしゃべりをした

あっと言う間に着いた

屋根から スキー板を 下ろす

渡す時 手と手が 触った

あわてて ひっこめた

「じゃ~ね」「ありがと」「いってくるね」

彼女は 人ごみの中に 消えた

 

何日かして 社の食堂で 会った

「この間は ありがとう コーヒーおごるわ」

そう言って 厨房に 声かけた

「コーヒー ふたつ お願いしま~す」

とりとめのない 話をして バカ笑いした

「そう言えば あした 京急が ストで止まるんだって」

「朝 迎えに きてよ」

彼女は 電車通勤だった

「いいよ 朝7時に いくよ」

僕は 彼女の役にたてて 嬉しかった

なんか 恋の予感がしてきた

 

椿 ツバキ 珍しい 種類「ピンクと白が混じっている」 椿は チン とも音読みする 東京の「椿山荘」は有名だ 花言葉「愛らしい」 花言葉は 椿には 種類により沢山 沢山あります 好きなのを 選択しました

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文章と写真は 別々です 念の為。作者より1/12