熟年夫婦の在宅介護生活365日「胃ろう・気管切開・嚥下マヒ・糖尿病・認知症・」心臓は生体弁・人工血管・脾臓は摘出・それでも人生は一度限り・100才を目標に生きていきます。

日本百名山を完登したけれど・寝たきり要介護5の妻を介護しながら夫の寺ちゃんが描く、子供時代と青春時代、そして今。

№26 占領陣地

10人くらい 集まると

半分づつに 別れて

「占領陣地」と言う 遊びをした

原っぱ 一杯に 二本の道を

木の枝で 書き 掘る

途中 何か所か 大きく 広くしておく

すごろく みたいな イメージの図

スタート地点も 広くしてある

そこから 猛ダッシュで 道を

はみ出さないで 駆け抜ける

邪魔されなければ あっと言う間に

スタート地点にゴールインだ

敵は 駆け抜けるのを 線の内側から

阻止する  捕まえて 引きずり込む

又は 走ってるのを 両手で 突き倒す

全力疾走~  それを 追う~

逃げる~   それを 捕まえる~

勝ち負けは

一人でもスタート地点に ゴールインか

全員 捕まるか 線の外に 出されるか

決着が つくと 今度は 敵 味方が

反対になり また やりだす

「いくぞ~」「ほら~」「え~」

「あっちだ~」「つかまえろ~」

子供たちの嬌声が ガンガン 空に 吸い込まれる

やがて 線が ぐちゃぐちゃになって

みんなの顔が ほこりだらけになって

ズボンが 土だらけになって

夕焼けが 原っぱを 染めるころ

誰かが 「もう 帰ろう~」と言う

「帰るぞ~」「お~」

 

静寂の訪れ

カラスの群れが 

原っぱの上を 横切る

誰も いなくなった原っぱ

棒きれが 一本 また 一本

原っぱの あちこちから 立ち上がり

「お~い 競争しようか」って

原っぱを 駆け抜ける 幻想が

夕焼けの茜色に 促された。

 

何とも言えない 良い顔 目も良い 飼い主さんに 愛されて いますね

f:id:MAIKALFUJIO:20160101230903j:plain

作文と写真は関係ありません 作文は作文 写真は写真で お楽しみ下さい

1/1 元旦 撮影しました 名前は「イージス」と言う そうです 作者より