№30 僕の結婚式は甲子園球場
浜松町駅前の高層ビルの最上階が
僕たちの結婚式と披露宴の会場
エレベーターの一階から 看板が立てられていた
案内の男女が テキパキ 案内していた
僕たちは 衣装替え 二回あるので 早めに いった
最初は 和式 次は 洋式 撮影の人も いた
結婚式場は 神主さんがいて
巫女さんもいて 厳粛に 働いていた
紋付袴の和装で 僕は 式場に案内された
彼女は 豪華な着物姿
式場で 神主が 「宣誓書」なるものを
僕に 厳かに 手 渡した
僕は その瞬間 甲子園球場の高校球児になった
「宣誓」 大きく はっきりと 読み上げた
カメラのフラッシュが すごかった
いまでも 宣誓書は 僕の宝物として しまってある
結婚式で指輪の交換した時から 夫婦になった
もう 40年になる 娘も 大きくなった
孫も 大きくなった お年玉をいつまで あげられるのだろうか
今年も 沢山 あげたけれど 来年も 来るのだろうか
母子家庭になったけれど 明るく 生きている
生活保護は絶対に受けないと 仕事している
遺産相続は 娘と孫に 全額 いくように
弁護士に 頼んで おこう
50%は 相続税で もっていかれるので
その分 生前贈与として 税務署に届けて
毎年 やっておくと 0円 で済むという
親が 子供を 思う気持ちも
夫婦の絆も 同じだ
大切に まもって いきたい。